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議員からの情報発信

TPP,宮崎の将来がかかる 【福田 作弥】    2012/06/01

福田 さくや

~ TPP,宮崎の将来がかかる ~

福田 作弥(宮崎市選出)

 TPP問題が昨年後半から国政の重要問題として、連日マスコミの報道にも取り上げられ、国内は参加に賛成・反対の意見で百家争鳴の感すらあります。
 こと食料問題はどこまで責任を持って、確固たる論陣を張られているのか、いささか不安を覚える毎日でした。
 私は40年に及び農業・食料問題をライフ・ワークとして農政に携わった者として、居ても立ってもおられない心境にかられていました。薄っぺらな食料・農業の知識で一刀両断のごとく判断される意見が余りに多く驚かされます。
 反面、少数ではありますが徹底した参加慎重論もないわけではありません。
 私はこの30年余で世界の主要農業国はもとより20カ国以上の農業の現場を視察調査しました。
 海外の農業視察調査は想像の付かないくらいのきつさですが、それゆえ記憶もまた鮮明に残っています。
 今回の政府のTPP協議参加表明以来、気になって仕方がないことがありました。
 それは我国の季節と正反対の南半球の農業でした。
 過去2回の調査から10年余経過しておりますが、現状を自分の目で確かめたくて、3度目の視察を行いました。
 今回の視察の多くを現地でコーディネイトしてくれたキッチン氏の「豪州の土地と日本の水を交換できるとベストなのですが」のジョークから始まりました。
 日本が100%市場開放すれば、我国の農業、なかんずく本県の食料、農業生産はどんな努力をしようとコスト面の競争で勝負にならないと直感的に考えました。
 しかし数年毎に起こる大干ばつの被害で穀物の収量が激減することや牧草の全く育たない牧場での肉牛生産、酪農の休業が続出したオーストラリアの現実を考えると目先の食料が豊富にあるからといって輸入のみで国民の生命が守られるものか、最終的には国民、消費者の判断によるところですが、TPP問題では政府が国民に正しい情報を伝えたうえで判断してもらわなければ、天候異変で空恐ろしい食料不足の事態に見舞われるかもしれないと考えます。
 さらに農業の衰退は国土の荒廃にも繋がり地山治水機能も無くなり、災害の多い国にさらに拍車がかかるようにならないか、そう考えると正に全国民が正しい情報のもと自分の命の問題としてTPPを判断する必要があると思います。

第9回

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