~ 気仙沼へ ~
宮崎県のカツオ一本釣りの漁船が7月から11月まで操業して水揚げをする場所は宮城県の気仙沼港である。この地に水揚げの40数パーセントが水揚げされるのである。
壊滅的な津波の被害を受けた気仙沼港に宮崎県議会としても、どうしても実情を掌握しておく必要があると副議長と実情視察に行くことになった。丸山漁連会長に連絡したところこちらから、お願いしたかったとの事で、親書を持ってこられた。
知事にも気仙沼に行くことを報告して、口頭で気仙沼の副市長によろしくとのことで漁連の親書を携えて4月24日に気仙沼に出発、空路山形に、山形で宿泊して翌25日4時間半かけてバス、タクシーを乗り継いで気仙沼市役所へ、市長、副市長、宮城県議会議長の3人がお出迎えをいただいた。
お見舞いを申し上げ気仙沼港の状況をお聞きした。事態は深刻で7月から水揚げの受け入れ態勢が整うか大変な状況である。その後、気仙沼漁業組合長さんとお会いして親書を手渡し、ご協力をお願いした。給油、餌、宿泊、精いっぱい努力して宮崎県の漁船団を受け入れたいとの事であった。遠いところを、よくぞ見舞いに来ていただいたと喜んで頂きました。その後、宮城県議会議長の自家用車で議長が運転され被災地をつぶさに視察させていただきました。
百分は一見に如かず、新聞テレビで報道された光景ではあるが180度、目の前に広がった悲惨な光景に息をのんだ。そして新聞テレビで理解できない悪臭である。いろんなものが腐敗しているのだろう。
ご存知の通り大型の船が家に乗り上げてる光景、その後ろで満開の桜が今を盛りと咲いているのである。
宮崎県で見たこともない綿帽子のような見事な桜である。改めて自然の営みの確実さと自然の脅威を感じた。
案内していただいた議長の自宅も流されたとお聞きしました。
被災地が一日も早い復興がなりますよう。祈りながら気仙沼を後にした。
気仙沼頑張れ!
第7回