県議会自由民主党では、このほど知事に対して来年度の予算編成をにらみ、「県政に対する提言」を行い、当面する県政上の諸課題の解決を求める要請活動を行いました。
当日は、自民会派の萩原会長、黒木覚市幹事長、中野一則政審会長をはじめ、5つの部会長(総務政策、厚生、環境農林、商工建設、文教警察)が出席し知事にそれぞれ、政策提言をおこない意見交換をいたした。
当日申し入れした項目は、多くの政策課題の中から、以下の10項目にしぼり申し入れを行いました。
1. 平成23年度当初予算の編成について
2. 口蹄疫対策ついて
3. 新規学卒者の就職支援について
4. 地域医療対策について
5. 県立病院の経営健全化と医師確保について
6. 薬物乱用防止対策について
7. 建設産業の経営安定化支援について
8. 林業及び木材産業の振興について
9. 水産業の振興について
10. 国学力・学習状況調査の全 校参加と結果公表について
であります。
特に現在の焦眉の課題であります口蹄疫対策につきましては、単に農政上の問題にとどまらず、食品加工、観光、流通などの各産業に影響が及ぶという本県経済がかって経験したことのない深刻なものであることから、基金など復興対策の強化、また今後の畜産の安全を高めるために徹底した原因の究明と、家畜伝染予防法の問題点の整理と改正方を求めました。
また、枯渇が危惧される県の財政調整基金の問題もあり厳しい予算編成が予測される来年度の予算編成については、今まで以上の事業の選択と集中を行いながら、将来にわたって安定的な均衡ある県土の発展と誰もが安心して住みやすい地域社会を構築できる予算措置をもとめました。