行政関係者、議会関係者、学者・研究者の3者で組織する行政課題の研究大会が約1,000名の参加をえて佐賀県の武雄市で開催されました。
日程は2日間で、パネルデスカッション、シンポジウム、分科会が7本という内容で、開催初日の8月19日は、開催地の古川知事が、全国に先駆けてマニフェスト選挙を行った背景や現状をユーモアを交えて基調講演をされ、古川知事は大会2日間の大半を会場で講演、シンポジュームにと大活躍でした。
また、地元 樋渡武雄市長が自らの苦心談・・市民病院の民営移管でのリコール、辞任、再選挙などの顛末を発表するなど大いに会場が盛り上がるなど熱の入った議論がありました。この市長さんは、鳥獣対策のセクションを「いのしし課」などのネーミングで、話題の豊富な市長さんのようです。
会では、マニフェストの課題や現状、市町村合併後の取り組みや、地域主権の今後の展開、葉っぱビジネスで高名な徳島県上勝町・株式会社彩社長横石さんが過疎地でのビジネスチャンス、雇用の場の創出を熱く説明される姿がありました。
議員マニフェストの話題では、熊本県議会の大西議員が熊本県議会内での議連活動を、熊本県知事におけるマニフェスト作成時の背景・状況を踏まえ説明され、ローカルマニフェストの限界、困難性と併せて解説されました。
20日最後のシンポジュウムでは、津村前宮崎市長がパネラーとして出席され、議員力、議員の資質を向上させることが地域力を高める大前提と主張され、そのためには法制度の改正が不可欠とされました。